BÖHLER W360 isobloc

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BÖHLER W360 ISOBLOCは、電渣再溶融工法(ESR)によって生産される素材で、特に51-57 HRCの範囲の高硬度ツールに適しています。この鋼材は5%クロム鋼と分類できますが、炭素とモリブデンの増加量と最先端の製造技術により、BÖHLER W360 ISOBLOCは高硬度レベルでも非常に良い韧性と非常に優れた耐熱性を示します。これらの特性により、この鋼材はダイカストセクターの小型部品(たとえば、金型挿入部品、コア、コアピン、エジェクタピンなど)に理想的な選択です。この素材は、高耐摩耗性のため、クローズドダイフォージングツールやオープンダイフォージングツールにもよく選ばれます。この優れた耐摩耗性と高い韧性のために、BÖHLER W360 ISOBLOCは冷間加工用途やプラスチック射出成形金型の素材としてもよく使われています。この鋼材は、金属3Dプリンティング用粉末素材としても利用でき、ブランド名はBÖHLER W360 AMPOです。

利用可能な製品形状

長尺材: 提示されたデータは、長尺製品のみに適用されます。データシート(PDF)の末尾の詳細説明をご確認ください。

溶解方法

空気溶解+再溶解

特性

  • 靭性と延性: 高い
  • 耐摩耗性: たかだか
  • 機械加工性: たかだか
  • 熱間硬度(赤熱硬さ): たかだか
  • 磨き性: たかだか
  • 熱伝導率: たかだか
  • 清浄度: 高い

素材番号

Market grade
BÖHLER patent

化学組成

* 化学成分(平均)

C
0.50
Si
0.20
Mn
0.25
Cr
4.50
Mo
3.00
V
0.60

用途